ラミネーターとはラミネートする機械の事です。 "フルオートラミネーター"、"パック式ラミネーター"、"ロール式ラミネーター"、その他、"エクストルージョンラミネーター"、"PPラミネーター"、"コールドラミネーター"、"工業用特殊用途ラミネーター"など色々な種類があります。
フルオートラミネーターは、紙の挿入からラミネート、後からの4辺カットまでを全て自動的に行うラミネーターのことです。 全自動ラミネート機とも言い色々なタイプが有ります。両面パウチの全自動機は当社のJOL640スーパープロが唯一の高速機で、オフィスタイプではALM3220が適しています。表面PP加工の業務用ラミネーターは殆どが全自動です。
パック式ラミネーターは、フィルムが一定の規格サイズに断裁されていて、上下2枚の組み合わせで先端部分がシールされている"パックフィルム"を用いて、紙を挟んで挿入すると中でヒーターとローラーで完全にラミネートパックされて出てくるラミネーターです。通常は4辺にフチが残って完全防水の形になっています。
ロール式ラミネーター(ロールラミネーターとも言う)は、は予め機械の方にロールフィルムをセットしておいて(通常は上下2本)、紙だけをラミネーターの入り口に挿入し、上下のラミネートフィルムでラミネートするものです。
コールドラミネーターとは、熱を使わずに、常温の粘着剤で紙などにラミネートする物で、通常コールドラミネートフィルムにはセパレーター(粘着剤のべたつきを避ける為のもの、通常は紙かフィルムでシリコン処理をしているのが普通)が付いているので、コールドラミネーターにはセパレーターを巻き取る装置が付いています。殆どの場合片面でラミネートします。
PPラミネーターとは、普通印刷物の表面だけ薄いPPフィルムを貼る印刷関係で言う表面貼りに使うラミネーターで主に片面をラミネートするので、上側が金属鏡面ロールで有る事が多いラミネーターです。
熱ラミネーターはサーマルラミネーターとも言い、熱で溶ける熱可塑性の樹脂を積層コーティングした、PETやopp基材のラミネートフィルムに、ラミネーターデ熱を与えながらロール圧により紙などに接着する為の機械です。
ラミネーターの温度条件により温度不足では接着不良(印刷物では白っぽくなる)、温度過剰では凸凹に歪んで平滑な仕上がりをしない、などのど仕上がり不良が起こります。そのため2段加熱、3段加熱、金属ローラーなどで温度追従性を上げます。パウチ式の小型卓上ラミネーターでも温度条件により仕上がりが変わります。