ラミネートフィルムは大別して熱でラミネートするラミネートフィルムと、熱を使わないラミネートフィルムに分かれます。
ホットラミネートフィルムの中で特に上下2枚のフィルムを規定サイズにカットされて合わせて先端をシール加工した物で、パック式ラミネーターに挿入して使用する物を言います。 通常は求めて断裁、角丸、シール加工したり、最近では全自動スリットカットシールをします。
標準規格サイズ以外では、1000枚単位から別注オリジナルサイズでパックフィルムを作ります。急ぎや小ロットは当社鳩ヶ谷工場で製造し、大量ロットは海外から特注取り寄せした方がコストが安くなります。
正確な形や、複雑な形は抜き型を起こして、型抜き加工でパウチフィルムを作ります。
ロールラミネーターで加工する場合、は一定の規格幅のロールフィルムを上下にセットしてラミネート加工をします。通常は上下が組み合わせになっていて、組み合わせを間違えると捻れた様なカールをします。
紙の幅に合わせたい場合、又は大量加工でロスを少なくしたい場合など、標準規格幅以外のオリジナル幅が必要な場合特注幅スリットをします。国内ではスリット代が高いので必要な場合に限り特注幅輸入をします。コールドフィルムなど一部のフィルムのみ当社鳩ヶ谷工場で簡易スリットが出きます。
ホットラミネートフィルムにはパウチラミネートフィルムと、PP光沢加工ラミネートがあります。
熱ラミネートフィルムは現在PETベースのパウチラミネート用と、OPPベースの光沢加工用フィルムがあります。それぞれメーカー銘柄により温度条件が少し違ったりします。 温度不足で印刷物が白っぽくなったり、逆に御安堵過剰で平滑性が損なわれたりした場合には、機械温度を調整して仕上がりを良くする必要があります。
常温粘着で使うPPフィルムと、印刷物の表面光沢加工で用いる物と有ります。晃社は現在殆どが熱ラミ方式になっています。
熱を使わずに接着する粘着系の接着材を塗布したラミネートフィルムです。 塩ビ、PET、その他色々な素材が有ります。粘着剤のベタ付きを避けるために、加工直前までセパレーター(離型紙)を合わせて有ります。
コールドラミネートは常温ラミネートフィルムの一種で、主にラベルの表面などに表面ラミネートしています。他にガラスを2枚合わせて飛散防止安全ガラスにしたり、他にも色々な用途に使われています。
保護フィルムとは、金属や、プラスチック板の雁保護用のラミネートフィルムで、プロテクトフィルムとも言います。低温で仮接着して新品の美しい表面を汚さない目的のフィルムです。 中型のロールラミネーターで例えば当社の"RSL382"等でラミネート出来ます。