A.ヒーターロール式
| 回転するローラーの内部に熱源があり、ロール自体が中から温まる方式。
品物に直接熱が伝わるので、接着力が強いが、熱の伝導とセンサーの位置の関係でオーバーシュートしやすく、回転するローラー表面が、被加工物に熱を取られて、温度不足になったりする。 |
B.ヒーターシュー式
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手前側ラミネートローラーの周りをくるむような形の熱源体の上をフィルムがすべってきて、そこでフィルム表面の接着剤が溶け、熱源体の内部で間接予熱された、ラミネートロールのところで、圧着加工される。
温度の安定性が非常によいが、フィルム表面に傷が少しつく。
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C.プレヒート回転ヒーター付
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ヒーターロール式に更に手前に金属テフロン加工製のプレヒート回転ローラーをつけた、2段階ラミネート方式。
ヒーターがすべて回転するため傷がつかない。
被加工物にラミネートローラーが表面の熱を奪われても、手前のプレヒート回転ローラーから、熱の供給を受けたフィルムがその熱を保管するので、高速温度安定性に優れている。 |